男性と女性は根本的に違うからこそ、お互いを必要としています。
聖書によれば、アダムは苦しみも悲しみも存在しない楽園に住んでいましたが、一人だけなので、寂しくて幸福感を味わったことがありませんでした。
そこで神は「人間が一人でいるのはよくない。何かが欠けている」と考え、イブを創ったのですが、このとき、アダムと同性の男性をもう一人創ったのではなく、異性のイブを創ったというのが重要な点です。
男性と女性は結婚することによって、本質的に完結します。
あなたのパートナーは、あなたの欠けているところを補ってくれます。
簡単にいえば、片方が落胆しているときにはもう片方が希望をもって励まし、片方がケチになっているときにはもう片方が気前よくなる、片方が弱気になっているときにはもう片方が強くなる、というようなことです。
こういう具合に、男性と女性はペアになってはじめて一つの完全体になることができるのです。
ところがそのような男性と女性の違いも、そのことをお互いが理解せず受け入れなければ、二人の間に混乱を生じさせるもとになるだけです。
私たちが男性と女性の根本的な違いを見落としやすいのは、相手は自分とは違った考え方をするかもしれないということに気を配らないためです。
「自分にとっていいことは相手にとってもいいだろう」というわけです。