男性と女性の違いを知るだけでは、結婚を成功させるのに十分ではありません。
違いの意味を十分に理解し、それに感謝できなければならないのです。
男性と女性の本質的な違いがわかると、なんとかしてそれをなくそうとするカップルがいます。
しかし、二人の違いをなくして相手と同じになろうと努力しても、そこには根本的な無理があります。
男性と女性はもともと違っているのだという事実をまず受け入れ、相手の違いを認めてあげれば、二人の争いは減る可能性が増してきます。
さらに、自分と違う相手のいいところをお互いに喜び合うことができれば、二人のむつまじさのレベルは高まります。
そのために必要なのは、もちろん二人がどう違うのかを正確に知ることです。
そのときに注意すべき点は、二人が相手との違いを乗り越えようとするときにも、両者はそれぞれ自分中心な推測に基づいて考えているかもしれないということです。
はたして自分は、男あるいは女の立場から勝手な考え方をしていないか、とよく考えてみてください。
どんな場合にも必ず例外はありますが、男性と女性には根本的で典型的な違いが存在します。
その違いをひと言でいえば、男性にとっては目的の達成が重要であるのに対し、女性にとっては相手との人間関係が大切ということです。
こういう言い方は現実をあまりに単純化しすぎていると言う人もいるかもしれません。
もちろんこのようなパターン化は万能ではありませんが、だいたいにおいて当てはまる場合が多いことを覚えていれば必ず役に立ちます。