1人の男性が、愛する結婚相手の成長を見守るためには、自信と信頼が必要です。
男性自身が自分に自信が持てなければ、結婚相手が遠ざかってしまうのではないかと不安になり、もっと共感し合える人と出会って、いつかは自分のもとを去ってしまうかもしれないと心配し続けることになるでしょう。
不安のせいで、結婚相手の成長を妨げたいという気持ちにかられるかもしれません。
いつまでも一緒にいられるように、結婚相手を自分のそばに釘付けにしておきたいと考えるかもしれません。
前に進み、成長していこうとする人を妨害することほど悪質な罪はありません。
それは、一言で言えば、その人のアイデンティティーを抹殺しようとするのと同じことです。
成長を阻み、夢や希望を打ち壊そうとする態度は、その人の未来を奪い去ろうとする行為なのです。
自由を共有することができないのと同じで、人間的に成長していくことも、一人で取り組まなくてはならないテーマです。
結婚相手に見守ってもらい、つまずいたときに励ましてもらうことはできるかもしれませんが、成長していく過程というのは、あくまで一人でたどる道なのです。
男性であるあなたが自分の成長に取り組んでいる傍らで、結婚相手も同じように自分を高めていくことに力を注いでいます。
そこでパートナーが目指しているのは、あなたの成長ではなく、自分自身の成長なのです。