昔の男性は時期が来れば腹をくくった?

最近は、男性が「まだ結婚は」などと考えている間に、女性は結婚以外の人生を探しはじめたといえなくもありません。

昔ならば、男性は付き合っている女性がいて、ある時期になると腹をくくったわけです。

男性は仕事、女性は家庭という図式があったから、この女性に全責任を持とうと考えた。

ところが、男性も女性も生き方が多様になりつつある今、若い男性はできるだけ、女性にすべての責任を負うようなかったるいことはしたくない。

いずれ結婚して、一生面倒見なければいけないなら、ずるずると先にのばしたいと考えているのです。

そのように、男性はいつまでたっても身勝手なまま、男は仕事、女は家庭と考えているから女性の変化に気がつかない。

あいかわらず、男性は、女性が結婚したがっていると信じています。

でも、ここへきて、「私はお手伝いさんじゃない」ということも女性の言い分として出てきました。

昔から女性には、あなたのお手伝いさんじゃない、あなたのお母さんじゃないという不満がありましたが、今はその不満が表面に現れてきたのだと思います。

男性は、自分が結婚したくなるまで結婚してくれない。

結婚したら結婚したで、お手伝いさんがわりにこき使われる。

そうなると女性は、下手な男をつかんで一生苦労するより、自分は自分の責任で生きていくほうが楽しいと考えて当然です。