2013年11月アーカイブ

若い男性の独身主義


今の若い男性が独身でいたいのは、結婚相手をハウス・キーパーとしてしか見ていないということが考えられます。

今の若い男性の独身主義が幻想でしかないのは、なんでも自分でできるから結婚しなくていい、と思いこんでいるところにあります。

言い換えれば、彼らは何のために結婚するのかわかっていないから、独身主義という幻想を抱いている。

彼らは、結婚の本来の意味を理解していません。

結婚とは自分の人生を生きている男女が、お互いに信頼し合って一緒に生きていくこと。

結婚の本質は、家事と仕事の役割分担といった即物的なものではなく、もっと精神的なものなのです。

いまや女性はだんだんとそのことに気づいてきて、人生を模索しています。

それが、未婚女性の増加とか、女性の結婚年齢の上昇という現象を生んでいる。

なのに、今の若い男性はというと、いまひとつわかっていないようです。

だから、独身主義できた男性は、まわりの男性がみんな結婚してしまうとあせるのです。

友達が家庭を作って落ち着いていくと、突然ひとりでいることのみじめさを感じてしまう......。

ほんとうの独身主義とは、そういうものではないはずです。

例えば、四十歳過ぎてもずっと独身でいる、あるいは結婚も離婚もしたことのある男性が独身主義者というのならわかります。

そういう男性には、生き方のスタイルがあるのです。

男性の結婚観

男性の結婚観について考えてみましょう。

最近は、男性よりも女性のほうが少し先を歩いていると言われています。

たしかに今は、女性よりも男性の意識のほうがちょっと遅れているような気がします。

つまり、女性が自分の人生について考え出しているのに比べて、男性はそうした女性の変化についていけない。

男性はいまだにどこかで、男は仕事、女は家庭と考えているようです。

例えば、今は男性の独身主義者が増えているらしい。

20代から30代の未婚男性の60パーセソトが、「当分、独身でいたい」と答えているそうです。

では、今の若い男性はなぜ、そう答えるのだろうかー。

彼らが独身でいたいというのは、若いときにはエネルギーがあるからだと考えています。

つまり、若いうちは元気があるから、仕事で疲れていても遊んで帰ってきても掃除、洗濯、炊事と、なんでもひとりでできる。

自分のことは自分でできるから、奥さんはいらない、というわけです。

もちろん、自分で身の回りのことをぜんぶできるのは結構なことです。

何もかも母親まかせできて、ボタンひとつ付けられないような男性よりはいい。

だけど、家事ができるから結婚しなくてもいい、というところに大きな問題があるのです。

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