2014年1月アーカイブ

「男らしさ」の概念が変わった!

アメリカとイギリスの大学教授による合同調査チームが最近発表したところによると、最近"男らしさ"というものに対する概念が急激に変わりつつあるそうです。

どういうことかというと、若い男性の行動の仕方や若い女性の好みの傾向がともに変わってきており、多くの女性が、争いを解決する能力のある感受性の強い男性を好むようになっているというのです。

そういう男性のイメージは、かつての"男らしい男"のイメージとは非常に異なっています。

また、その調査によると、若い世代の男性の多くは、かつての古い"男らしさ"のイメージのようなステレオタイプな考えをもつことが少なく、心理的な教養を深めているということです。

そして彼らはスポーツ選手や"カッコいい男"にあこがれながらも、家族を大切にする家庭人であることに価値を見いだしているようです。

現代の"男らしい男"とは、柔軟性のある考え方ができる男ということになるでしょう。

この調査に加わったある教授によると、こういう考え方ができる男性は、パートナーと心を支え合う関係を作りあげることができる可能性が高いそうです。

その理由は、そういう男性は頭が柔軟であるため、パートナーといいコミュニケーションをはかることができるからだということです。

二人の間でよく起きる争いの一つに、同じ話題が何度もむし返され、同じパターンの衝突が何度もくり返されるというものがあります。

そうなってしまう理由の一つには、二人の交際が始まった最初の数カ月に起きた衝突のパターンがその後もずっと継続していることがあげられます。

この問題を解決するには、二人がともに自分の考えや習慣について柔軟さをもち、妥協する力を増すことが必要です。
ある女性が"理想の男性"と結婚したときのことについて話してくれました。

彼は有名大学を出て将来有望な仕事をし、収入も多くてハンサムで、明るくて、最高の男性でした。

ところが、結婚して時間がたつにつれ、彼は心の底から本心を明かさない人だということがわかってきたのです。

いつまでたっても、彼女には彼が本当は何を考えているのかがよくわかりません。

ついに彼女は、彼がもともと他人に心を開かない性格の人間だということを悟ったのです。

その数年後、二人は別れました。

彼女は今、その男性との結婚生活を振り返り、こう言っています。

「もし、夫の役をうまく演じてくれる俳優を雇ったのだったら、彼は最高の名優でした」

深刻な衝突のある夫婦の半数以上では、夫か妻のどちらかあるいは両方が、"夫"や"妻"というものに対する一般的なイメージと違うことで争いが起きています。

一方、二人の間でお互いの望むことや感情について語り合うことができる夫婦の38パーセントでは争いが減少しています。

多くの人にとって、求める異性のイメージというのは、たとえそれがテレビや映画などから植え付けられたものだったとしても、簡単に消えないことが多いのです。

この点をよく理解して、現実のパートナーとのことについては、フィクションや子供時代からのイメージに惑わされることなく、現在の自分にとって何が大切なのか、よく考えてください。