結婚後の男性と女性の関係においては常に乗り越えるべき困難な問題があるのが普通であり、すべてが完全である必要はありません。
そこで私たちに必要なのは、事態が改善されて問題が解決する潜在的な可能性があるかについて、常に注意を払うということです。
持ち上がる問題はすべて解決しなければならないということではないし、意見の相違を完全になくそうと奮闘する必要もありません。
けれども、現在の問題が将来解決するかどうか、あるいは将来忘れることができるかどうか、または少なくとも重要なことではなくなるか、といったことには常に注意を向けている必要があるでしょう。
コーネル大学の調査によると、仕事から引退した人の多くは、その後何カ月も生きる目的の喪失感を味わっており、していた仕事が好きでなかった人でもそれについては同じだそうです。
そこで同大学の研究グループは、退職する人に対して、早めに人生の転機に対する計画を立てておくことをすすめています。
たとえ退職によってそれまでより生活環境がよくなる場合でも、長らく携わっていた仕事から退くときには苦痛が伴い、
その後も気分がすぐれない日がしばらく続くということを予測しておく必要があるというのです。