2014年3月アーカイブ

昔を美化しない

男性はとかく、昔のことに対して必要以上にポジティブなイメージを抱こうとする傾向があります。

昔はもっとのんびりしていた。

もっとゆったりしていて楽だった。

家族の結びつきはもっと強かった......。

確かに、だれもが認めるように「家族」や「結婚」の概念はこの50年の間に大きく変わりました。

今や離婚率は前代未聞の高さです。

でも、だからといって昔のほうがよかったかというと、必ずしもそうとは言い切れません。

昔の結婚には、本人の意思とは無関係に決められてしまうものも多かったのです。

そしてもちろん、離婚など許されず、それが世のしきたりということで一生不幸な結婚生活を送ることを余儀なくされた人もたくさんいました。

なぜなら、彼らにはそれより他に生きる方法がなかったからです。

もちろん現代には現代の困難があります。

いい相手がなかなか見つからない、結婚はしたもののよい関係を維持できない、世の中が忙しくなりすぎて二人がゆっくりできない......。

けれども今の時代には、昔はなかった可能性の大きさや行動の自由があるということにも目を向けるべきです。

二人の強い結びつきをはぐくみ、現在だけでなく遠い将来も幸せでいるには、自分一人の考えだけで努力するのではなく、相手の立場に立ってものを見ることのできる能力が必要です。

とはいえ、いくらそのことが頭でわかっていても、くたくたに疲れている状態では、なかなか実行するのは難しいことです。

あなたとパートナーが共に満足のいく時間を過ごすためには、ゆっくり休みをとり、リラックスしていることが必要です。


ある調査によれば、自分の体を好きな人は、そうでない人に比べて、いい結婚生活を送っている確率が59パーセントも高く、仕事がうまくいく確率は48パーセント高かったといいます。

これは、男性でも女性でも同じ傾向が見られました

もしあなたが自分の体を好きでなければ、人がそれをどう思ったところで、どのみちあなたは居心地悪く感じることでしょう。

そしてもしそういう気分になれば、あなたの自信はすり減り、パートナーと良好な関係を維持するのも難しくなってくるでしょう。

理屈には合わないことですが、私たちが自分の体に対してもつイメージは、それと無関係なあらゆることに影響します。

たとえば、自分の体にポジティブなイメージをもっている人は、行動するときの態度にもポジティブな姿勢を維持しやすいものです。

ただし、このことは私たちが映画や雑誌に登場するような"完壁なスタイル"をしていなければならないということではまったくありません。

そういう"完壁な体"というのは、メディアが作り出した人工的なイメージであり、現実にはまず存在しないのです。

そのような非現実的なイメージに惑わされることなく、真に健康的な生活習慣とポジティブな考え方をもつよう心がけてください。

だれでも、どういうわけかヘアスタイルが決まらない日というのがあります。

心理学者の研究によると、そういう日はどんな人でも自信が低下し、対人関係がしっくりしにくく、積極性がなくなり、自分を責めることも多くなるそうです。