意識的であってもなくても、私たちはとかく「いいことは自分のせい、悪いことは相手のせい」にしたがる傾向があります。
たとえば、意見が合わないことがあればそれは相手のせい、素敵な店で食事をして素晴らしい晩を過ごせたらそれは自分の手柄、のような具合に。
まず、自分もパートナーも共にこのような見方をしやすいということを理解してください。
そして、いいことが起きたときには相手の貢献もあったことや、悪いことが起きたときには自分のまずさもあったことを受け入れられれば、二人の関係はずっと素敵になるでしょう。
結婚して60年になる男性がいいアドバイスをしてくれました。
二人がうまくやっていくための秘訣はいろいろあっても、突き詰めればそのカギは、「ごめん」と「ありがとう」の二語につきるというのです。
この男性はこう言っています。
「私たちは結婚したときから、なんでも二人で決めて一緒にやっていこうと決めていました。二人がお互いに自分を犠牲にして、やりがいのあることに一緒に挑戦することで、私たちは一緒に満足感にひたることができると思うのです」
今日の男女関係と、半世紀前のものを比較した調査によると、二人がコミットしているレベルにはほとんど違いがみられないものの、両者が自分の意思によって交際し、自分の意思で結婚や離婚ができる自由があるかどうかという点で大きな違いがありました。
称賛も非難も二人で分かち合うことが大切です。