女性が将来の男性のパートナーのことを考えるとき、長い間には最も重要でなくなることに注意を向けてしまうことがあります。
その一つが、理想の男性パートナー(=結婚相手)は"お金持ち"であるかどうかということ。
実際に生活を始めてみれば、持っているお金の額など、その人に対する評価になんの影響も与えなくなるでしょう。
ある教授が学生たちに、人生で本当に重要なものは何かを考えさせるため、彼らの両親が若いころ抱いていた夢はなんだったか知っているかとたずねました。
そして教授は、「もし収入のことを考えなくていいなら何をしたかったか」を父親に聞いてくるように言いました。
学生たちが持ち帰った親たちのかつての夢は、やり残した夢や今まで忘れられていた夢など、数限りないさまざまなものでした。
そこで教授は学生に、もしお金のために仕事を選ばないでよかったなら、親たちはどうなっていただろうか、と問いかけました。
教授の話によると、彼の父親は会社の経理課に勤めて一生を送った人でした。
本当はリンゴ園を経営したかったのですが、父親は一度も挑戦したことはなかったそうです。
教授は、父親が果樹園の夢を口にしたときのことを忘れたことがないと言っています。
次に、教授は学生たちに、彼らの親はどれくらい収入の面から人生を語ったことがあるかとたずねました。
どれくらいの金を手にして、どれくらいが手をすり抜けて行ったのだろうか、というようなことです。
学生たちが親の"夢"と"現実の人生"のギャップに考えをめぐらせた後、教授はこう言いました。
「あなたがたのなかには、人生はお金の上に築かれるとか、将来のパートナーとの関係もお金を中心に築かれると考えている人もいるかもしれませんが、お金のために仕事を選んで、心の底から幸せになった人がどれくらいいましたか?」
人生に愛と意味を与えてくれるものは、お金とは無関係です。