私たち男性は、自分と違う男性を見ると、とかくその違いにばかり注目してしまうことが多いものです。
"違い"には、違うグループ、違う宗教、違う民族、違う人種などといろいろありますが、そういった"違う"男性たちは「自分とは違うことをしたり考えたりするものだ」と思ってしまうのです。
しかし、どんなに違う男性でも、"結婚後のパートナーとの関係"という点においては、他の人たちとそれほど変わるところはありません。
たとえば、結婚後の男女二人の間に起きる争い事とか、二人がもつ希望などは人類共通のことといえます。
外見的な違いだけを見て、内面の似ている部分が見えなくなるのは危険です。
ある男性の同性愛のカップルが悩みを打ち明けてくれました。
二人は同性であるため、法的に結婚が認められません。
二人のうち一人はアメリカ人ですが、もう一人はイギリス人であるため、結婚できないとアメリカの永住権が得られず、二人は一緒に暮らすことができないのです。
これまでは長期滞在という形で両国に交互に住んできましたが、そんなことは永久に続けられるものではありません。
同性の結婚を認める法律を作る運動をしている活動家たちは、同性であろうが異性であろうが、相手を愛しリスペクトする気持ちに違いはないと主張しています。
同性のカップルも男女のカップルと同じように、愛し合い、支え合い、時には口論もすればいがみ合いもします。
今のところ、国民の過半数は同性の結婚に反対していますが、彼らにいわせればそれはとんでもない差別であり、残酷このうえない人権の躁躍だということになります。