2014年12月アーカイブ

「違い」に注目しがちな男性


私たち男性は、自分と違う男性を見ると、とかくその違いにばかり注目してしまうことが多いものです。

"違い"には、違うグループ、違う宗教、違う民族、違う人種などといろいろありますが、そういった"違う"男性たちは「自分とは違うことをしたり考えたりするものだ」と思ってしまうのです。

しかし、どんなに違う男性でも、"結婚後のパートナーとの関係"という点においては、他の人たちとそれほど変わるところはありません。

たとえば、結婚後の男女二人の間に起きる争い事とか、二人がもつ希望などは人類共通のことといえます。

外見的な違いだけを見て、内面の似ている部分が見えなくなるのは危険です。

ある男性の同性愛のカップルが悩みを打ち明けてくれました。

二人は同性であるため、法的に結婚が認められません。

二人のうち一人はアメリカ人ですが、もう一人はイギリス人であるため、結婚できないとアメリカの永住権が得られず、二人は一緒に暮らすことができないのです。

これまでは長期滞在という形で両国に交互に住んできましたが、そんなことは永久に続けられるものではありません。

同性の結婚を認める法律を作る運動をしている活動家たちは、同性であろうが異性であろうが、相手を愛しリスペクトする気持ちに違いはないと主張しています。

同性のカップルも男女のカップルと同じように、愛し合い、支え合い、時には口論もすればいがみ合いもします。

今のところ、国民の過半数は同性の結婚に反対していますが、彼らにいわせればそれはとんでもない差別であり、残酷このうえない人権の躁躍だということになります。

結婚前の男性が機嫌悪くなるとき

休日は多くの人にとって待ち遠しいものですが、ある男性にとっては苦痛をもたらすものでしかない場合があります。

たとえば、休日には結婚を控えたパートナーに対して何か特別なことをしなくてはいけないとか、絶対に二人そろって何かをしなくてはならないと考えている人がそれです。

内心にそういう期待や要求があると、「もしそれを実行しなければ、二人は楽しくやっていないことになるのではないだろうか」という恐れがわき起こります。

そういう男性のなかには、圧迫感から逃れようとして、立てた計画を無意識のうちに自分でつぶしてしまったり、わざと婚約相手との関係を壊すような行動に出る人がいます。

具体的にいえば、計画の難点をあれこれ並べ立てたり、計画を急に変更したり、機嫌が悪くなったり、口論を始めるなどがよくあるパターンです。

このように、「望みどおりにならないことに対する恐れ」が原因でダメになる結婚前のカップルはたくさんいます。

恐れを感じ取ることは大切ですが、過剰反応は百害あって一つもいいことはありません。

「うまくいかなくてもかまわないのだ」「居心地が悪くてもいいではないか」と考え、それが人間なのだということを理解することが大切です。