"彼づけ状態"になっていたある女性は、生活で彼の存在を忘れているときは、眠っているときくらいだった。
彼女と雑談をしていたとき、彼女は昔から気象予報士に憧れていたという話をした。
私が「人生は一度よ。
素敵な夢を持ってるんだから、がんばってみるならいまじゃないかな?」と励ましたところ、彼女は勉強を始めた。
その半年後、彼女からのメールがきた。
「勉強が楽しくて、彼には悪いけど、いまは彼より勉強が大事です」という内容だった。
2年の猛勉強の末、彼女は気象予報士の資格を取得した。
そしてなんと、それと同時に彼との結婚も決まった。
男にとって、女が自分以外に夢中になるものを持っていると、追いかけたくなるものである。
これは男性が「追いかけたい」という性質を持っているからである。
私は、追いかけてもらいたいからと、彼に冷たい態度をとる必要はないと思っている。
男性は重いのは嫌なくせに、相手にされなくなるのも苦痛になるという勝手な生き物だからだ。
具体的にいえば、わざとそっけない女になるよりも、自分が夢中になれる目標や夢を持って、それに向かってがんばること。
そんなあなたは、男にも輝いて見えるし、そして何よりも自分自身、もっとも充実していると感じるのではないだろうか。
人は、恋愛だけでは充実感を満たすことはできない。