披露宴が始まるとき

いよいよ披露宴が始まるというとき、新郎・新婦は宴の主催者として媒酌人夫妻、両家の両親とともに宴会場の入口で招待客を迎えます。

このとき、媒酌人夫妻と両家の両親は、わざわざ来ていただいたお客様ひとりひとりとあいさつを交わしますが、長々と言葉を述べる必要はありません。

「よくおいでくださいました」と、なるべく短くすませます。

お祝いの言葉を受けたら、新郎は「ありがとうございます」とはっきりあいさつを返します。

新婦は黙っていてかまいませんが、笑顔を忘れないことが大切です。

招待客が全員入場したあと両家の両親も自席に着き、新郎・新婦、媒酌人夫妻の四人を外に残して入口のドアがしめられます。

会場係の合図を受けた司会者が、まず新郎・新婦の入場を告げます。

「皆様、お待たせいたしました。

新郎・新婦の入場です。

どうぞ盛大な拍手をもってお迎えください」

入口のドアが左右に開かれ、ウエディング・マーチの流れる中を媒酌人、新郎、新婦、媒酌人夫人の順に入場します。

会場係が先導することもありますが、そうでないときは先頭の媒酌人は速く進みすぎないように注意します。

メーンテーブルに四人が一列に並んだら、招待客にそろって一礼して席に着きます。