どういうスタイルの披露宴にするかは、その予算、参列者の年代、中心となる人、そして最も重要な料理、によって左右されます。
親族中心の内輪の披露宴をしたい向きには、和風がよいでしょう。
和風の披露宴のよいところは、昔風の重みのある披露宴になるということです。
新郎・新婦の両親は、あらためて、しみじみと、子供の成長の感慨を味わうことでしょう。
ところが、参列者の多いときは、逆に、かた苦しい、単なる宴会になってしまうおそれがあります。
また、料理も、バラエティに乏しいためか、さほど豪華に見えないというのが欠点です。
洋風は、人数の多い盛大な披露宴に向いています。
和風に比べると、料理は豪華に見えますし、華やいだ雰囲気の中で着々と披露の順序が進行していきます。
いかにも現代風、といった形でしょう。
しかし、これも、正餐のものですと、テーブルマナーに、参列者が気を使わなければなりませんし、料理自体、年輩の方にはあまり向かないということが考えられます。
中国風は、二つの披露宴と比べると、料理、雰囲気の両面において理想的といえるでしょう。
テーブルには、次から次へと種々の、しかも暖かい出来立ての料理が運ばれて来ます。
豪華さも、持ち合わせていますし、マナーも、とくべつのものはありません。
くつろいだ雰囲気のなかで宴を進めることができるのです。