◆女性宅へいき結納品を差し出し、受書と女性側の結納品を預かる
(1)女性宅では、本人と両親が玄関まで仲人を出迎えます。
日常的なあいさつは抜きにして正式な結納の席次を上座へ案内します。
(2)仲人はあいさつの前にただちに男性側からの結納品を風呂敷から取り出し、祝い台に飾ります。
そして「このたびは木村家(男性の姓)とのご婚約、まことにおめでとうございます。
木村様(男性の姓)よりのご結納をお預かりいたしましたので、幾久しくお納めくださいませ」と口上を述べます。
(3)女性の父親は「本日はお忙しいなか、お役目まことにごくろう様にございます。
ご結納の品、ありがたく幾久しくお受けいたします」と口上を述べます。
(4)父親は受け取った目録に目をとおし、「ごていねいなるご結納の品々、幾久しくお受けいたします」とあいさつをします。
結納品はいったん床の間に飾ります。
(5)本人と父親、母親は床の間に飾った結納品を持って別室にしりぞき、目録を見ながら受書を書きます。
受書はあらかじめ用意しておいてもよいでしょう。
(6)本人と父親、母親は再び床の間に戻ります。
母親が男性側への結納品と片木盆にのせた受書を仲人の前に置き、父親が「木村様への結納の品と受書でございます。
木村様へお取り次ぎのほどお願い申し上げます」と口上を述べます。