2017年3月アーカイブ

結納の流れ その2

挨拶が終わったところで、本人の母親が脇床の前に進み、結納品を胸の高さにささげ持って、仲人の前に進みます。

結納品は、仲人のほうに向けてその前に置き、次に家族書と親族書を同様にして、結納品の右側に置いて席にもどります。

そこで本人もしくは父親の口上です。

「○○様への結納の品と家族書および親族書でございます。

○○様へお納めくださいますよう、よろしくお願いいたします」

口上のあとの一礼に対し、仲人も「拝見いたします」と一礼し、目録に目を通してから
「かしこまりました。ご結納の数々、さっそく、○○様へお届けしてまいります」

としきたりどおりの口上を述べて、女性の家へ向かいます。

結納を受け取るときの女性側の作法男性からの結納を持った仲人が到着したら、用意の座敷へ案内して男性側と同様の席次で着席します。

こちらでもまず、仲人の口上で始まります。

「このたびはご両家のご縁談がめでたく整われ、まことにおめでとうございます。

本日はお日柄もよろしく、私が名代として○○様のご結納の品と家族書、親族書をお届けにまいりました。

どうぞ幾久しくお納めくださいませ」


結納の流れ その1

◆結納を仲人に渡すときの男性側の作法仲人が到着したら、両親、本人ともに出迎えて、かるくねぎらいの言葉をかけ用意の座敷に案内して、全員が席に着きます。

まず、仲人の挨拶で始まります。

順序                     内容
1            男性側    仲人に結納品を渡す。

2            女性側    男性側の結納品を受け取り、受書と結納品を仲人に渡す。

3            男性側    女性側の結納品と受書を受け取り、受け書を渡す。

4            女性側    男性側の受書を受け取る。

※結納品には家族書、親族書を含む。


◆仲人が使者にたつ結納の順序
「このたびはご両家のご縁談がめでたく整われ、まことにおめでとうございます。

本日はお日柄もよろしく、ふつつか者ですがこれより大役をつとめさせていただきます」

これに対し、本人もしくはその父親が謝辞を述べます。

「このたびの縁談につきましては、並々ならぬご尽力をいただき、まことにありがとうございます。

本日もお忙しいところをいろいろとお世話さまでございますが、どうぞよろしくお願いいたします」

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