■各世話役とこまかい打ち合わせをしておく
披露宴を裏方の立場で盛り立てていくのは、司会者の他に世話役、受付係、撮影係、録音係、会場側との連絡係、配車係などがいます。
小規模な披露宴の場合は、世話役が全部を兼ねることもありますが、盛大に行なわれる場合は、とてもひとりでは実行できません。
あらかじめ、当事者の依頼で各係がきめられています。
司会者は前もって各世話役と顔合わせをし、綿密な打ち合わせをするように心がけます。
招待客のリスト、席次表、スピーチや余興の予定者のリスト、進行表などのコピーを渡しておくこともたいせつです。
■会場側との打ち合わせは早めに
披露宴の進行プランがかたまったら、披露宴当日の十日前ぐらいには会場に出向いて、プランの打ち合わせをしておく必要があります。
会場側の都合でプランを変更しなければならない場合もありますから、十日から一週間ぐらいの余裕をみておくのがいいでしょう。
プログラムの進行順に区切った細部(各種の挨拶、乾杯、スピーチ、食事の開始、色直しその他)の時間を確認して、予定の時間内に全プログラムを無事に終了できるように、会場側と綿密に打ち合わせておきます。
また、演出効果や演出器具(照明、エレクトーン、ピアノ、マイクロフォン、8ミリ、スライド、テープレコーダーその他)の設備状況をチェックし、楽器や器具の借用、および持ち込みの可能性の有無を確認しておきます。