■話のタネをメモしておく
披露宴をスムーズに進行させていくうえで、当事者に関する知識は多いほど楽ですが、記憶違いや勘違いから誤って紹介したりしては、司会者として初歩的なミスをおかすことになり、ついうっかり間違えたではすまされません。
どんなことでもメモして正確に覚えておくように、くれぐれも注意してください。
また、話題を変えたり、ムードを変えたりするとき、あるいはスピーチや余興をつないでいくときなどに、さりげなくおりこんでいくジョークや、故事、ことわざ、世界の格言、名言などもメモしておくと、けっこう役に立つものです。
ただし、あまり品のないものや、だじゃれの類は避けるのが賢明です。
■言葉づかいのマナー
言葉づかいをかた苦しく考えて意識しすぎると、のびのびとしゃべれなくなってぎこちなくなります。
正しい日本語を正しく使うように注意すればじゅうぶんです。
親しい仲間うちのくだけた会話調ではなく、礼儀正しく話すことを心がければ、まず間違いはないでしょう。
だじゃれや流行語を避け、正しい言葉をていねいに使いたいものです。
なお、正しい言葉づかいといっても、新聞記事か何かを読みあげるような、"借りもの"の話し方は考えものです。
アナウンサーではないのですから、機械のように正確にしゃべるのではなく、生きた自分の言葉として、のびのびとしゃべりたいものです。