媒酌人の役割・立場

◆披露宴のムードに影響
結婚披露宴で媒酌人のもっとも大事なしごとは、新郎新婦を参会者に紹介するあいさつです。

これは、披露宴の行事のトップをきるもので、このあいさつの出来不出来が、その披露宴のムードを高めることにもなれば、しらけたものにもしてしまうので、スピーチをする媒酌人の責任は重大といえましょう。

新郎新婦が参会者すべての祝福を受けて、その将来を期待されるような明るいめでたいムードを作り出すことが媒酌人のスピーチの目的です。

何よりも注意することは、長々と話さないことです。

媒酌人のあいさつが長すぎると、会場の空気がダレて、その披露宴のムードはいっこうに盛りあがりません。

媒酌人のスピーチは、三分間ぐらいに話す内容をゆっくり落ちついて話して、五分間ぐらいで終わらせるのがコツだといいますが、これはスピーチそのものに重味をもたせるために心の余裕がたいせつだからです。

◆媒酌人の立場を考えて
媒酌人のあいさつは、披露宴の祝辞スピーチのトップとなるものですが、主賓、来賓や友人たちの祝辞スピーチと性質が異なっていることを忘れてはなりません。

それは、「新郎新婦への祝辞」ではなく「参会者へのあいさつ」である - という点です。

祝辞は、招待されたお客様が、主人側に対して述べるものであるのに対して、あいさつは主人側がお客様に対して述べるものです。

よく、媒酌人のあいさつのなかで、新郎新婦に「おめでとう。」と祝辞を述べますが、主人側では、それはおかしいのではないかということになりますが、そうかたく考えることもなく、お祝いの席ですから、まずお二人におめでとうをいってから、あいさつにはいっても差しつかえないと思います。

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このページは、-が2018年2月 5日 10:34に書いたブログ記事です。

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