荷物目録の作り方

荷物の品目と数を書いた「荷物目録」を用意します。

奉書または美濃紙を二枚重ねにして、荷物の多いときは用紙を綴じます。

綴じ方は紙を横に二つ折りにして折り目を左にし、水引きなどで右横二カ所を綴じます。

品数は必ず奇数になるように書いて、奉書または美濃紙の上包みにおさめ、表に「荷物目録」と記し、箪笥などの鍵を入れた鍵袋と一緒にしておきます。

なお、「荷物目録」は荷物と照合するのが目的であり、花嫁の所持品を移動するのであって、べつに嫁の家から婚家へ贈るものではありませんから、送り主も宛て名も書きません。

また、受取った婚家でも「受書」のような受取りを示す書類を出さないのが例となっています。

嫁の側の荷宰領と仲人が責任をもって荷物の運び、荷物目録の書き方に立ち会った以上、そのような書類は出さないほうが尊重することになるからです。

ただ、運転手や使用人が使者として荷物を運んできたときに限って、先方の目録どおりに品名を列記し、最後に「以上、受取りました。」と受取り人の姓名を記して渡すこともあります。

結婚相談所

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このページは、-が2018年4月15日 10:46に書いたブログ記事です。

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