2018年8月アーカイブ

■新婚旅行から帰った新夫婦のやること

新婚旅行から帰った新夫婦は、早い時期に仲人・媒酌人にあいさつに来るものである。

茶菓のもてなし程度でよい。

特にあらたまったもてなしをする必要はないが、簡単な飲み物やおつまみ、または茶菓などを用意して、旅の話や将来の生活設計などを話題にして歓談する。

両親が同行した場合でも、同様でよい。

ただ、両親とは昔からの友人であるとか、家族ぐるみのつき合いをしているような場合は、夕食をともにするとか、それまでのつき合いにふさわしいもてなしを考えるべきだろう。

また、このときに謝礼の金包みを渡される場合もある。


■中元・歳暮のあいさつ
新夫婦や両親から仲人・媒酌人に中元・歳暮の贈り物が届けられることが多い。

贈り物を持参して来た場合は、何か手みやげとして持たせたり、招き入れて茶菓でもてなし、新生活の様子などを聞いてあげる。

新年のあいさつに来たときも同様。

特別な返礼は不要。

しかし、こうした儀礼としての贈り物やあいさつは最初の年だけとし、以後は、年賀状のやりとり程度とするのがよい。

三年を過ぎても、新夫婦から中元・歳暮が届けられるようだったら、「お気持ちだけで充分ですから」と辞退を。

それでも届くようであれば、同程度の品をお返しするようにしたい。


結婚式がすむと、仲人・媒酌人への謝礼が渡される。

披露宴が終わり、新郎新婦が新婚旅行にたったあと、会場の控え室でお礼のあいさつとともに渡されることもあり、後日、両親があいさつに訪れ、そのとき持参されることもある。

お礼を考えて引き受けたわけではないとはいえ、謝礼には、さまざまな出費や心労に対するお礼の気持ちもこめられている。

一応は辞退しても、あまり強く断ったりせずに受け取るべきものである。

「それでは、せっかくですから遠慮なくちょうだいさせていただきます」とあいさつすればよい。

お返しは不要である。

しかし、世間相場からみてあまりに多額すぎると考えられる場合もあるかもしれない。

そんなときは、盆・暮れに贈り物をするなり、赤ちゃんの出産祝いをはずむなりして補うようにする。

新夫婦からの謝礼であれば、新家庭に必要な品を贈ってもいいだろう。

ただ、現金で返すことは避けるべき。

「(嫁を)戻す」に通ずるとし、嫌う人があるし、第一、返されても受け取れる筋のものではないからだ。

もちろん、逆の場合でも、謝礼の額が少ないなどと、こだわるのは論外である。


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