2018年10月アーカイブ

(1)媒酌人は主催者側の立場にある
披露宴会場の入口で新郎新婦、その両親とともに招待客を迎えることからもわかるように、媒酌人は主催者側の立場にあります。

したがって、宴席で新郎新婦を紹介するときには、行きすぎた敬語を使わないことです。

「・・・ご卒業なさり」「ご活躍とうけたまわり」とはよくききますが好ましくありません。

(2)挨拶の原稿を作っておく
媒酌人は挙式後、ふたりの婚儀が無事成立したことを、披露宴の席上で参列者に報告する義務があります。

その際、新郎新婦の略歴、エピソード、出会いなどを紹介しなければなりません。

正確に、過不足なく、なごやかに、しかも五分以内に、という条件を満たすためには、下原稿を作り、事前に両人にも内容の了解を得ておきましょう。

(3)頼まれ仲人は実際の仲人を紹介する
頼まれ仲人は、ふたりが恋愛結婚の場合や、見合いでも紹介者が媒酌人としてふさわしくない人(未亡人、未婚者、年齢が若すぎるなど)の場合にあることです。

新郎新婦の本当の結びの神は誰であるか、実際の仲人を披露宴で紹介するのがエチケットです。

(4)媒酌人夫人は新婦の母親代わり
まず式場、披露宴会場では、介添え役として新婦の手をとって歩きます。

式服の乱れを直したり、小物を預かったり、ときには新婦の汗や涙をふいてあげたりと、つねに新婦の様子に気をつけ、細やかな心くばりで母親役を務めます。



(1)会場入口で参列者を迎える
挙式後はほっと気がゆるみ、急に疲れを感じるでしょうが、会場入口ではにこやかに招待客を迎えます。

声を出す必要はありません。

相手の目を見て会釈をするだけで十分です。

握手を求められたら、そっと手を差しのべます。

(2)スピーチの間は相手の目を見る
スピーチをする人は、たいていまず、ふたりに向かって「おめでとうございます」といいます。

座ったまま、軽く会釈をし、そのあとは話し手の目を見る気持ちで視線を向けます。

(3)ふたりはあまりなれなれしくしない
新郎新婦がツンとすまして、お互いによそよそしくしているのはおかしなもの。

かといってふたりでばかりしゃべったり、つつき合ったりという、なれなれしい態度は好ましくありませ
ん。

スピーチの際、時に目を見合わせてうなずき合ったり、新郎が新婦をいたわったりという程度が、ういういしく好ましい印象を与えます。

(4)新婦は終始にこやかに
新婦がうつむいてばかり、というのでは、つつましい、という印象よりむしろ暗い感じになってよくありません。

かといって、あまり大きな口をあけて、ゲラゲラ笑うのも見苦しいものです。

ユーモアのあるスピーチには、あごを少し引いて口元に手をあて、ほほえむ程度に。

(5)新郎の誘いには従う
新郎の友人たちが、余興の際、新郎新婦にも何か隠し芸を、とうながすことが最近多くなっています。

とくに愛の歌のデュエットなどはほほえましいもの、新郎に誘われたら、もじもじせずに従い、半歩さがって並びます。

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