2018年11月アーカイブ

乾杯の行い方

最近は、主賓(新郎側・新婦側各一人)の祝辞が終わったあと、新郎・新婦によってウェディング・ケーキにナイフを入れるという形式をとる例が多くなってきました。

これは、披露宴のムードを高めるうえに、効果の多い演出といえましょう。

■乾杯のしかた
参会者全員の乾杯用のグラスーシャンパングラスには、そのときまでに、ウエイターによってシャンパンが注がれているはずです。

それで、指名された主賓は、席を立って、「はなはだ僭越ではございますが、ご指名によって、乾杯の音頭をとらせていただきます。みなさま、ご起立をお願いいたします」といいます。

それに応じて、新郎・新婦をふくむ全員が立ちあがって、右手にグラスを持つと、主賓は、新郎、新婦のほうにむかって、グラスを目の高さまでさしあげ「おめでとうございます」といいます。

それに応じて、参会者はいっせいに新郎新婦のほうにむかって、右手のグラスをさしあげ、「おめでとうございます」といいます。

これに対して、新郎新婦もグラスを目の高さまであげ、「ありがとうございます」といいながら、自分たちに注目している来賓たちに、静かにグラスを回すようにしながら、目礼します。

そこで、一同はそろってグラスを口に運ぶわけです。


ケーキ入刀のやり方

■ウェディング・ケーキにナイフを
新婦側の主賓が祝辞を述べて着席したあと、司会者が起立して、たいへんお心のこもったお祝辞をいただきまして、ありがとうございました」と礼を述べ、短い間をおいて、「ただいまから、新郎新婦ご両人に、ウェディング・ケーキにナイフを入れていただきます」と宣します。

〈切る〉という言葉は、結婚披露宴では禁句とされていますから、「ウェディング・ケーキを切っていただきます」などとは言わないようにします。

それと同時に、世話役のひとりが用意の"ウェディング・マーチ"のレコードをかけると、会場の雰囲気をもりあげるのに、いっそう効果がありましょう。

■ナイフの入れ方
新郎・新婦は"ウェディング・マーチ"の演奏がはじまると同時に席を立ち、ボーイ長の先導で食堂の一隅に飾ってあるウェディング・ケーキのほうへすすみます。

この場合、新郎は右、新婦は左に並んで歩くことを忘れてはなりません。

ケーキの飾ってあるところまで来ると、ボーイ長が新婦にナイフを手渡しますから、新郎は、ナイフを持った新婦の手に自分の手を添え、二人でケーキにナイフを入れるわけです。

この場合、ケーキをほんとうに切る必要はありません。

ケーキの手前のほうを、切るか切らない程度に切りおろせばよいのです。

そのあと、新婦は、ナイフをボーイ長に返し、二人は満場の拍手を浴びながら、席へもどります。


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