2019年3月アーカイブ

・新婚旅行での服装はスポーティーに
披露宴の会場から旅行に出かける場合でも、お客をいちおう見送ったあと、別室で旅行着に着がえて出かけるようにします。

とくに、女性の場合、イブニング・ドレスや訪問着などで、列車に乗り込む人をときおり見かけますが、これは、服装の常識にはずれています。

旅行には、たとえ、新婚旅行でも、ドレッシーなものでなく、スポーティーな旅行着を着るのが正しいのです。

とくに、女性の場合、旅さきでも、着更えられるように、二、三着、スーツ・ケースに入れていきましょう。

たとえ、ブラウス一枚、カーディガン一枚にしても、朝夕に着更えると、新鮮さが加わってよいものです。


・贈りものは花束に限らない
見送りに来た人たちは、普通、花嫁に花束を贈りますが、見送り人が多い場合、だれもかれもが花束を贈ったのでは、花嫁もしまつに困ります。

花束は仲のよいもの同士が共同で贈り、あとはチョコレートなどのかさばらないものを贈るようにしましょう。

また、花嫁は、下車するとき、贈られた花束を車中に置きっ放しにするのはよくありません。

旅館などで花びんを借りて生けるとか、駅の事務室にわけをいって、もらってもらうようにしましょう。


最近は、結婚式、そして披露宴がすんだら、新婚旅行に出かけるという人たちが少なくありません。

最初から、その予定の人は、結婚式の日取りがきまったらふたりで相談して、旅行プランを立て、旅館の予約もし列車・飛行機などの切符も、前日までに入手しておくわけですが、出発から帰宅までの諸注意をまとあてみることにしましょう。


・出発はいつがよいか
最近は、披露宴が終わったら、そのまま、会場から新婚旅行に出発するという例が少なくありません。

しかし、その場合も、宴が完全に終わって、来賓を送り出してから、出かけるのが正しい礼儀です。

なかには、披露宴の最中、来賓の祝辞がまだ半分も終わっていないのに、仲人が立って、「途中ではなはだ失礼でございますが、列車の都合で、薪郎新婦は、これより新婚の旅に出ますので、中座させでいただきたいと存じます」などといい、司会者が、「それでは、みなさま、ご着席のままで結構でございますから、拍手でお送り願いたいと存じます」などといって、新郎新婦を拍手で送り出させたりする例もあるようですが、こういうことは、忙しい時間を繰りあわせて出席してくれた人たちに対して、きわめて非礼なことといわなければなりません。

披露宴の会場から、そのまま新婚旅行に出かける予定のときは、出発時刻の少なくも一時間前には、披露宴が終わるように、予定をたてるべきですし、それが不可能なときは、むしろ新婚旅行には翌日出発することにし、披露宴の当夜は、近くのホテルなどに一泊して休息するほうが賢明といえます。


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